おはようございます、 本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。
札幌の街並みに初夏の爽やかな風が吹き抜け、木々の緑が一段と鮮やかさを増す季節となりました。
前回の投稿で、お誕生日の翌日に自宅で転倒し、足首を骨折して救急搬送された50代女性のエピソードをお伝えしたのを覚えていらっしゃるでしょうか。
あの日、私たちが「寒さを乗り切ってほしい」と願いを込めて贈ったカーディガンを受け取り、満面の笑みを見せてくださった彼女。
その翌日に起きた予期せぬ事故は、私たち支援員にとっても、日常の脆さと隣り合わせにある現実を突きつけられる衝撃的な出来事でありました。
しかし、突然始まった入院生活の中でも、彼女の心にある前を向く力は決して折れてはいなかったのです。
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入院から数週間、彼女は退院後の自立した生活を取り戻すため、懸命にリハビリテーションへと励んでおられました。
骨折した足首の痛みや、思うように動かないもどかしさに、時折不安そうな表情を浮かべることも少なくありません。
それでも、リハビリ室の平行棒をしっかりと握りしめ、一歩一歩を確認するように地面を踏みしめる姿には、静かな執念すら宿っているよう。
「また自分の足で歩いて、あのカーディガンを着てお出かけしたいんです」と、リハビリの合間に見せた力強い眼差し。
その一言に、私たちは彼女が抱く再起への決意と、支援を通じた繋がりの深さを改めて再確認させられた次第です。
病院でのリハビリは、単に身体機能を回復させるだけでなく、失いかけた自信を一つずつ拾い集めていく大切なプロセスに他なりません。
私たちは面会を重ねる中で、理学療法士の方とも密に連携を取り、退院後の住環境の整備に向けた具体的なシミュレーションを開始いたしました。
段差の解消や手すりの設置、さらには滑りにくい床材への配慮など、二度と同じ悲劇を繰り返さないための万全な備えを整える必要があります。
順調に進むリハビリの成果もあり、最近では補助器具を使いながら自力で歩行できる距離が、目に見
えて伸びてきているのが分かります。
病院の窓から見える札幌の景色が冬から春へと移り変わるのを眺めながら、彼女は一歩ずつ、確実に自室への帰還へと近づいているのです。
リハビリ室で汗を流す彼女の背中を見つめていると、支援の本質とは代わりにやってあげることではなく、立ち上がる力を信じ抜くことだと痛感。
あの誕生日プレゼントがきっかけとなって生まれた信頼の絆が、今、彼女を支える目に見えない大きな力となって、回復を後押ししているのかもしれません。
退院の日はもう間もなくですが、私たちの真の支援は、彼女が住み慣れた地域での生活を再開してからこそが本番と言えるでしょう。
骨折という試練を乗り越え、以前よりも少しだけ逞しくなった彼女を、私たちは最高の準備を整えてお迎えする所存。
「お帰りなさい」と声を掛けるその瞬間、彼女が再びあの素敵な笑顔を見せてくれることを、スタッフ一同心より確信して疑いません。
予期せぬ出来事があっても、その先に必ず新しい明日があることを証明するために、私たちは今日も一人ひとりの歩幅に合わせて歩み続けます。







