初めまして!本日の投稿はパルテが担当します。
私たちは就労継続支援B型事務所を運営しております。
今回は、新しく支援を開始してから五年が経過した50代の方についてご報告します。
彼は、かつて東京で実力満点の寿司職人として活躍していましたが、生活の中での息苦しさから、結果的に覚せい剤の件で罪に問われることとなりました。
同じ件での服役は7回にも上り、最終的に網走刑務所を出所した後、様々な場所を渡り歩き私たちの支援がスタート。
支援開始後、新しい生活に慣れながら、仕事や社会に適応するための素晴らしい努力を続けています。
しかし、支援するにあたって特にに気をつけねばならないのは金銭面。
先日、彼は手持ちの携帯電話から購入サイトを通じて五万円を購入に使用し、自分への報酬として腕時計を手に入れました。
これ自体はささやかなことに思えますが、この支出が後の生活財政に大きな影響を与えてしまいました。
この状況を受け、私たちは就労スタッフやグループホームスタッフと話し合いを行いました。
話し合いの結果、しばらくの間は嗜好品の購入を戒め、日常生活の基盤を見直すことに決定。
彼も自らの決断としてこれを受け止め、不要な支出について再考する良い機会としていると感じました。

私たちの目標は、こういった方たちが素晴らしい技術を生かし、素直な生活をおくれるよう支援すること。
生活の中では、時には課題や誤軌もありますが、それを一つの教訓として受け止め、前進することが大切です。
今後も、彼らが社会に帰属し、自分の技術を満点に生かせるよう、近くで支え続けていきます。