おはようございます、 本日の投稿は株式会社GUILD CARE(ギルドケア)が担当します。
先日警察からの連絡で、少し変わった経歴を持つ一人の男性と出会いました。
彼は網走出身で、過去には中央署やすすきの交番に世話になったこともある人物。
生活の中にはさまざまな困難が積み重なっていました。
携帯電話は過去の滞納でキャリア契約ができず、自分名義では持てないと話します。
病歴もあり、三年前に前立腺の手術を受けましたが、幸いがんには至らず。
ただ本人に病識はなく、現在は通院も服薬もしていない状況です。
経歴の中には反省を促されるような出来事も。
万引きや公務執行妨害で留置所に入った経験があり、直近では自転車盗や賽銭泥棒を起こして数日前に釈放されたばかり。
けれどもその一方で「似顔絵の仕事で生きていきたい」という強い願いを持っているのが印象的でした。
彼は8月に数万円を持って札幌へ来て、大通りで似顔絵を描いていたそうです。
しかし数日でお金は尽き、住む場所をどうするかが課題になりました。
網走の家はゴミ屋敷状態で戻れず、シェルターも利用料を支払えない状況。
それでも希望を失っていないのが救いでした。
最近は購入者に出会い、デザインを提供する機会が生まれたのです。
「前払いをお願いできれば助かるんだけど」と彼は笑って話していました。
もしその機会が形になれば、シェルター料金を支払い新たな生活を切り開けます。
難しい場合は生活保護を受けながら再スタートを切る選択肢もあります。
過去の挫折を抱えつつも未来を模索する姿に、誰もが持つ「やり直す力」を感じました。
街中で見かけた一人の絵描き。
彼の挑戦が、これから少しずつ形となっていくことを願わずにはいられません。
私たちもできる限りのサポートを続けていきたいと思います。
