こんにちは、Genies(ジーニーズ)です。
小樽の会場に集まった方々の熱気

10月11日(土)の午後、ウイングベイ小樽の勤労女性センター大ホールには、アルコール依存症について真剣に考える200名の参加者が集まりました。「それってアルコール依存? – アルコール依存に対して必要なことは?」というテーマで、当事者と事業者、政治という異なる視点からの対話が繰り広げられました。
心に響いた山口達也さんの言葉
前半は山口さんお一人の講演から始まり

一気にお話に引き込まれます。シリアスなトーンだけでなく、会場が笑いに包まれる場面もありました。
その後、パネルディスカッションへ

山口さんは、自身のアルコール依存症体験を赤裸々に語ってくださいました。
「過去は変えられない。でも、未来は変えられる。」
この言葉が会場全体に深く響いていたのを感じました。回復のプロセスや再発予防の実際について、当事者だからこそ伝えられるリアルな体験談は、参加者の皆さんにとって非常に貴重な学びとなったと思います。
政策の現場から見た依存症支援
もう一人のゲスト、おおつきくれは衆議院議員からは、政策立案者の視点から見た依存症対策の現状と課題について詳しくお話しいただきました。ジャーナリスト出身ということもあり、データに基づいた分析と具体的な制度改善提案が印象的でした。
特に「早期発見・介入体制の強化」「家族支援制度の拡充」「社会復帰支援の仕組みづくり」について、現場の声を政策につなげる重要性を強く感じました。
偏見を越えて、支え合える社会へ
今回のパネルディスカッションを通じて強く感じたのは、依存症への正しい理解と偏見の解消がいかに重要かということです。
山口さんが語った回復への道のりや、おおつきさんが提示した具体的な支援制度の方向性は、私たち一人一人ができることがあることを教えてくれました。

次につながる一歩として
参加者同士が新たなつながりを築く場にもなりました。終了後も会場のあちこちで続いていた意見交換の輪が、今回のディスカッションの意義深さを物語っていたと思います。
依存症に悩む当事者の方、ご家族の方、支援に関わる方、そして私たち地域住民一人一人が手を取り合い、安心して相談できる社会づくりを進めていく。そんな温かい決意を感じる午後でした。








