おはようございます!本日の投稿はソーシャルワーカーズが担当します。
冬の冷え込みが本格的になると、街を歩くだけでも肩がすくむような季節になります。
それでも私たちが毎月続けている炊き出しの活動には、変わらず多くの人が足を運んでくださいました。
寒さに負けないエネルギーが会場全体に広がり、準備の段階から自然と気持ちが引き締まるような空気が流れていたのが印象的です。
今回も飲み物や菓子パン、おにぎり、お茶などを用意し、必要としている方に届けられるよう丁寧に並べていきました。

炊き出しはただ食べ物を配るだけではなく、その場に集う人たちが一息つける時間でもあります。
寒さのなかで頬を赤くしながら来てくれた方々が、受け取る際ふっと表情をゆるめていく姿を見ると、この活動が持つ意味をあらためて感じました。
準備しているスタッフの間でも、声をかけ合って流れを整えるなど、自然な協力関係が生まれていきます。
そうした空気は参加者にも伝わるのか、場全体に穏やかな安心感が広がっていきました。
ある方から「寒いと気持ちまで縮こまるけど、ここに来ると少し元気が戻る」と話していただきました。
こう言った言葉は、支援の現場で働く私たちにとっても励みになりました。
活動を続ける中で、こうした小さな手応えはとても大切な指標になります。

炊き出しの場は、一度来て終わりではなく、また来たいと思える居場所でありたいと考えています。
そのためにも、食べ物だけでなく会話のしやすさや雰囲気づくりを大切にしています。
スタッフ同士の連携がスムーズになるほど、参加者が安心して過ごせる時間も増えていきます。
今回の開催でも、その点がうまく機能していたと感じました。
冬は体調を崩しやすい季節でもあり、生活が不安定な状況にある人にとっては、特に負担の大きい時期です。
だからこそ、少しでも負担が軽くなる瞬間をつくることを目指して、これからも活動を続けていきます。
季節が変わっても、このつながりが途切れないように、そして必要とする人に届くように、次回の開催に向けて準備を進めていく予定です。









