手稲署からの一本の連絡をきっかけに見えた人生の軌跡と、再び地元へ戻るまでの長い道のり

 おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。

 先日、私たちのもとに手稲署から一本の連絡が入りました。

 内容を伺う中で、ある一人の男性がこれまで歩んできた道のりが、少しずつ明らかになっていきました。

 その経過は決して単純なものではなく、学業、仕事、病気、そして依存の問題が複雑に絡み合ったものでした。

 

 その方は千葉県で生まれ、小学校一年生までを同地で過ごしています。

 その後、茨城県へ移り住み、二十歳までの時間をそこで過ごしました。

 高校卒業後は二年間の浪人生活を経て、北海道大学工学部への進学を目指し、札幌の地へ来ています。

 

 念願の北大入学を果たしたものの、在籍期間は八年に及びました。

 パチスロにのめり込み、単位の取得が思うように進まず、最終的には強制退学という結果に至っています。

 最後の一年は病院での入院生活を送っており、心身ともに不安定な状態が続いていた様子がうかがえました。

 

 退学後は札幌市西区へ転居し、生活保護を受給しながらの生活が始まります。

 三十歳まで生活保護を利用し、その後、税理士事務所への就職を機に受給を打ち切る選択をされています。

 一度は社会復帰の形を取ったものの、二年数ヶ月が経過した頃、ギャンブル依存が再発し、退職という結果を迎えました。

 

 その後、荒島税理士事務所へ再就職するも、同様の理由により再び職を離れることになります。

 次に選んだのはウーバーイーツの仕事でしたが、仲介業者へ支払うべき費用をギャンブルに使ってしまい、弁済ができなくなったことで問題が表面化しました。

 その流れの中で手稲署につながり、さらにギルドへの相談へと至っています。

 

 対応を進める中で、ご本人から一度だけ「もう自分一人では立て直せないと思いました」という言葉がありました。

 その後、父親が迎えに来られ、無事に地元へ戻ることとなりました。

 今回のケースは、依存の問題が人生全体にどのような影響を及ぼすのかを改めて考えさせられる出来事であり、支援につながることの重要性を強く感じる機会となりました。

 

  NPO法人os Forward

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