地域と刑事司法が交差する現場を見つめて、北海道ブロック再犯防止シンポジウム参加報告と学び

 おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。

 先日、北海道ブロック再犯防止シンポジウムに参加しました。

 本シンポジウムは「民間協力者による社会課題解決としての再犯防止の取り組み~地域と刑事司法が共生するシナジー~」をテーマに掲げ、再犯防止に関わる多様な立場の関係者が一堂に会する場として開催されたものです。

 会場には行政、司法関係者、福祉や支援に携わる民間団体など、日頃から現場で課題に向き合う人々が集まり、熱量の高い空気が漂っていました。

 

 再犯防止という言葉は制度や統計の話として語られがちですが、今回のシンポジウムでは人の生活に焦点を当てた話題が多く取り上げられていました。

 仕事、住まい、医療、人間関係といった基盤が整わないまま社会に戻ることの難しさ、そしてその隙間を埋める存在としての地域や民間協力者の役割が、具体例を交えて紹介されていきます。

 数字では見えない現実を、現場の声として受け取る時間となりました。

 

 パネルディスカッションでは、刑事司法と地域支援が対立するものではなく、互いに補完し合う関係であることが強調されていました。

 司法が担う役割と、地域が担う役割は異なりますが、どちらか一方だけでは再犯防止は成立しません。

 支援の手が届くことで、初めて本人が「社会に戻ってもいい」と感じられる環境が整うという視点は、多くの参加者の共感を集めていたように感じます。

 

 会場内では再犯防止パネル展も同時開催されており、実際の取り組み事例や支援の流れが視覚的に紹介されていました。

 文章だけでは伝わりにくい支援の連鎖や、関係機関同士のつながりが一目で分かる構成となっており、足を止めて見入る来場者の姿も多く見られました。

 支援は単発ではなく、継続と連携によって意味を持つものだと、改めて実感させられます。

 

 今回のシンポジウムを通じて、再犯防止は決して一部の専門職だけが背負う課題ではなく、地域全体で考え続けるべきテーマだと強く感じました。

 支援の現場にいる私たちも、制度の理解にとどまらず、地域とのつながりをどう築くかを問い続ける必要があります。

 今回得た学びを、日々の支援や関係づくりに活かしながら、少しずつでも確実に前へ進んでいきたいと考えています。

 

 NPO法人os Forward

関連記事一覧

  1. 冬服
  2. 発達障害の方のお部屋状況
  3. グループホームライネンの共有スペース
PAGE TOP