おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。
先日、私たちが向かったのは、遠く離れた四国の刑務所。
飛行機を乗り継ぎ、慣れない土地へ向かう道のりは、決して短くはなかったでしょう。
そこで面談させていただいたのは、まだ若い三十代の男性でした。
生まれ育ったのは、ここ札幌。
けれど長い間、全国各地を転々としながら暮らしてきました。
定まった住まいを持たない日々が、どれほど続いていたのかは分かりません。

そしてたどり着いた四国の地で、事件を起こしてしまったのでしょう。
その結果、現在は服役という形で罪を償っています。
故郷を離れてから、長い年月が経っていたのでしょう。
面会室で向き合った本人の姿勢は、思いのほか落ち着いていました。
面談の中で本人の口から語られたのは、もう一度やり直したいという強い思い。
目指す先は、生まれ育った街、札幌でした。
何もかも失った今だからこそ、地元でやり直したいのでしょう。
そう語る本人の表情には、迷いのない意志が浮かんでいました。
過去を悔やむ言葉よりも、前を向く言葉のほうが多かったでしょう。
「もう一度、札幌でやり直したいんです」。
私たちはその思いを、しっかりと受け止めました。

話し合いの末に決まったのは、秋の出所にあわせた札幌での受け入れ。
遠く離れた場所からでも、帰る場所があるという安心感は大きいはずです。
長い間、各地を転々としてきた男性にとって、これは初めての経験かもしれません。
地域の関係機関とも情報を共有しながら、受け入れ体制を整えているところ。
書類の準備や関係機関との連絡も、少しずつ進めているところです。
出所後の生活を思うと、不安がまったくないわけではないでしょう。
それでも私たちは、彼の新しい一歩を支えていきたいと考えています。
地元に戻るという選択そのものが、これからの人生を支える力になるでしょう。
全国を転々としてきたからこそ、故郷への思いは人一倍強いのかもしれません。
私たちがこれまで大切にしてきたのは、住む場所や罪の重さにかかわらず、必要とされれば会いに行くという姿勢。
四国であっても、九州であっても、それは変わりません。
距離の遠さは、支援をあきらめる理由にはならないと私たちは考えています。
私たちがこれからも大切にしたいのは、遠く離れた場所であっても足を運ぶ姿勢。
一人ひとりの再出発に、これからも寄り添ってまいります。







