18年の服役歴を持つ50代男性が深夜徘徊を続けた理由、その裏にあった親への思い

 おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。

 

 私たちが支援を続けている50代の男性が持つのは、十八年という長い服役の重い歴史。

 最近になって、彼の様子に気になる変化がはっきりと見られるようになりました。

 夜になると、落ち着かない様子で外へ出てしまうのでしょう。

 日中はいつも通り穏やかに過ごしているように見えたのでしょう。

 近所の方から、夜中に見かけたという声も私たちに寄せられたのでしょう。

 深夜の徘徊を、何度も繰り返していました。

 

 気になったのは、何が彼を眠れなくさせているのかという理由。

 本人の口から語られたのは、意外な答えでした。

 私たちも、思わず耳を傾けずにはいられません。

 気がかりだったのは、高齢のご両親のこと。

 しばらく連絡が取れていない時期もあったといいます。

 離れて暮らす中で、募っていく心配もあったのでしょう。

 「両親のことを考えると、気持ちが落ち着かなくて眠れないんです」

 そう、ぽつりと打ち明けてくれました。

 

 眠れない夜、彼が選んだ行動は、部屋にこもることではなかったのでしょう。

 外の空気を吸いながら歩くことで、気持ちを落ち着けようとしていたようです。

 真夜中の街を、一人静かに歩く姿が目に浮かぶでしょう。

 誰にも相談できないまま、一人で抱え込んでいたのかもしれません。

 危険な行動というより、彼なりの対処法だったのかもしれません。

 それでも、深夜における一人歩きには、思わぬ危険がつきまといます。

 

 私たちがまず行ったのは、眠れない理由を一緒に整理すること。

 両親の状況について、できるだけ具体的に確認し合う時間を作りました。

 電話で連絡が取れるかどうかも、あわせて確かめてみたのでしょう。

 少しずつではありますが、両親の近況も分かってきました。

 声を聞くだけでも、彼の表情はいくらか和らいでいたのでしょう。

 必要であれば福祉サービスへつなぐことも、私たちが検討しているところ。

 少しずつ、夜に眠れる日が増えてきているようです。

 

 誰かに心配事をふと話せるだけで、気持ちがいくらか軽くなることもあるでしょう。

 私たちはこれからも、小さな変化を見逃さずに向き合っていきます。

 表面には出てこない不安を、丁寧にすくい上げていきたいものでしょう。

 長い服役を経てもなお、家族を思う気持ちは変わらないのだと感じました。

 夜の徘徊という行動の裏にある思いにこそ、これからも耳を傾けていきたいものです。

 

 株式会社ギルドケア

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