札幌乳児院を見学して感じた、0~2歳の子どもたちが暮らすやさしい場所

 おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。

 先日、札幌市にある札幌乳児院を見学させていただきました。

 

 乳児院とは、0歳から2歳頃までの子どもたちが、家庭の事情などにより親元で暮らすことができない場合に一時的に生活する施設です。

 親の病気や経済的な事情、育児放棄など、背景はさまざまですが、子どもたちが安全に、そして安心して過ごせるよう手厚いケアが行われています。

 

 見学当日は、明るい日差しが差し込む施設内を案内していただき、保育室や食事スペース、沐浴室などを見て回りました。

 どの部屋も清潔に保たれており、ぬくもりのある空間が印象的。

 中でも、スタッフの方々の笑顔と声かけが施設全体に広がっており、ここがこの子たちの居場所なんだと実感しました。

 

 職員の方によると、「子どもたちはみんな個性があり、関わるたびに学びがあります」とのこと。

 泣き声や笑い声があふれる中でも、一人ひとりのリズムに寄り添う姿に、乳児院で働く方々のやさしさと責任感がにじんでいました。

 

 特に印象的だったのは、手作りのおもちゃや絵本がたくさん用意されていた点です。

 市販のものに頼らず、温かみのあるアイテムが並んでいて、子どもたちの感性や発達に配慮されていることがよくわかります。

 

 今回の見学を通して、「家庭」という場所のあり方について、あらためて考える機会となりました。

 乳児院は、単なる「一時的な保護の場」ではなく、子どもたちが心身ともに育つための、大切な“もうひとつの家庭”なのだと感じます。

 

 いつか親元に戻る日が来るかもしれませんし、新しい家庭に迎えられることもあるでしょう。

 その日まで、子どもたちが安心して過ごせるよう、社会としてできることは何かを考え続けたいと思います。

 

 NPO法人os Forward

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