おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。
北海道・道南のある更生保護施設から、新規案件として13歳で人生に逆風を受けた若者が紹介されました。
zoomにてすぐに会議を行いました。
そんな彼について少し紹介いたします。
誕生の地は山形県。
13歳で実母を病気で亡くし、その後深夜徘徊や万引きによって児童自立支援施設に入所。
高校を中退し実家に戻れば、実父からの暴力と金銭搾取に苦しむ日々が続いたそうです。
函館では港湾作業の仕事をしていましたが、フルタイムではなく「仕事が入れば出る」という曖昧な形態。
この方からは「札幌に来たら一般の仕事で働きたいです」と明確な意思表示がありました。
グループホームのルールについても、掃除・洗濯・料理いずれも自分でできると了承しており、函館の担当からも「問題ない」と情報をいただいています。
更生緊急保護は12月まで。
こちらへ引き受ける時期はできるだけ早い方が望ましく、彼には札幌まで来てもらい、こちらで迎えに行くスケジュールを準備しています。
函館施設との日程調整を近日中に行い、受け入れ開始日を確定する予定です。
この支援ケースから見えるのは、何度も挫折を経験しながらも「もう一度、自分の人生を生きたい」と願う当事者の姿です。
私たち支援チームの役割は、過去の出来事を責めるのではなく、今この瞬間から可能性を信じて伴走すること。
彼の希望に寄り添い、ルールを共有し、自立へのステップを共に踏む準備が整っています。
面談の場では「自分を変えたいです」と静かに語る彼の言葉がありました。
彼が一歩を踏み出せるよう、支える側も準備を重ね続ける必要があります。
彼の思いを、本当の出発点に変えるために。
支援の輪を広げ、信頼の地盤をつくり、次の「普通の生活」への扉を共に開いていきたいと強く思っています。









