日常のなかで見つけた成長の瞬間を丁寧に記録した、入浴支援と夕食時間の小さな物語

 おはようございます、 本日の投稿は株式会社GUILD CARE(ギルドケア)が担当します。

 先日、利用者さんと一緒にお風呂へ出かけました。療育手帳Bの区分を持つ彼は、これまでの養育環境の影響もあり、入浴の習慣はあるものの「正しい洗い方」が身についていませんでした。

 身体を清潔に保つことへの理解が浅く、特に頭は十分に洗えていなかったため、いつもフケが目立つ状態が続いていたのです。

 生活の基本だからこそ、本人が自分でできるようになるきっかけをつくりたいと感じていました。

 

 当日は、あえて特別なスケジュールを組まず、普段の延長のような落ち着いた雰囲気で向かうことに。

 浴場では、まず鏡の前で自分の頭や肩を一緒に確認し、どこをどう洗うと効果的なのかをゆっくり伝えました。

 シャワーの温度に慣れるまでに少し時間がかかっていましたが、泡立てたシャンプーを手に取ると、表情がやわらぎ、興味深そうな様子。

 彼の中でできるかもしれないという前向きな気持ちが芽生えた瞬間に感じられました。

 

 その後は、スタッフが横に立ちながら手順を一つずつ並走し、耳の後ろや襟足の洗い残しやすい部分にも意識が向くようサポートしました。

 入浴が終わる頃には、髪も肩もすっきりし、本人も鏡を見て満足げな表情を浮かべています。

 こうした変化が目の前で起きると、支援の意義を改めて感じられ、こちらの胸も温かくなるものです。

 

 帰り道、以前から少しずつ貯めていたお小遣いを使い、自分の力で夕飯をごちそうしたいと申し出てくれました。

 スタッフもせっかくの気持ちに応えたいと思い、一緒に近くのお店へ立ち寄ることに。

 選んだのは定食屋で、湯気の向こうに見える彼の表情はすこし誇らしげでした。

 自分で選んだ食事を味わいながら、その日の出来事を振り返る時間は、彼にとってもスタッフにとっても特別なひとときになりました。

 行動一つ一つが自立への大切なステップになっていると実感でき、支援者としての喜びも深まります。

 

 今回の入浴支援は、生活の基盤を育てるきっかけづくりにもなりました。

 安心できる関係のなかで少しずつ経験を積み重ね、自分でできることを増やしていくプロセスは、今後の自立支援において大きな財産になります。

 次にお風呂へ行く日は、きっと今日よりさらに成長が見られるはずで、その変化を見守るのが今から楽しみです。

 

  株式会社ギルドケア

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