当事者研究を通して幻聴と向き合う時間が生活の安心へとつながった学びの記録

 おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。

 先日、医療大学で行われた当事者研究に、入居者とともに参加しました。

 

 研究には向井谷先生、奥田先生、菊池先生、鈴木先生が関わり、当事者の声を中心に進められる穏やかな雰囲気が印象的。

 今回は「幻聴」をテーマに、日々の生活の中でどのように付き合い、どんな工夫ができるのかを丁寧に掘り下げていく時間となりました。

 

 最初の話題の中心は、幻聴の波をどうやって小さくするかという点。

 強く聞こえる日と比較的落ち着いている日では、体調や気分にどんな違いがあるのかを振り返り、それぞれの体験を言葉にしていきます。

 睡眠不足や疲労が重なったとき、予定が詰まりすぎた日など、生活と症状が密接につながっていることが少しずつ整理されていきました。

 

 また、幻聴への対応方法についても多くの意見が交わされました。

 無理に消そうとせず距離を取る工夫や、気持ちを別の行動へ向ける方法など、当事者だからこそ語れる視点が共有されます。

 ある参加者が「聞こえても全部を真に受けないようにしている」と話した場面では、会場全体が静かにうなずく空気に包まれました。

 

 メンタルの安定についても重要なテーマとして扱われました。

 気分が落ち込みやすい時期の過ごし方や、調子が崩れる前に気づくサインをどう見つけるかなど、実生活に直結する内容が続きます。

 研究という枠でありながら、支援や日常生活にそのまま活かせる学びが多く感じられました。

 

 入居者の方にとって、自分の体験を否定されることなく言葉にできる場は貴重。

 他者の経験を聞くことで、自分だけではないと感じられる安心感も生まれます。

 今回の当事者研究は、症状を抱えながら生活するためのヒントを得るだけでなく、自分自身を理解する時間にもなりました。

 

 これからも、こうした学びの場を大切にしながら、日々の支援と生活の安定につなげていきます。

 小さな気づきの積み重ねが、安心した毎日への一歩になると感じています。

 NPO法人os Forward

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