おはようございます!本日の投稿は株式会社GUILD lien(ギルドリアン)が担当します🌰
グループホームでの生活の中で、「時間」は当たり前のようでいて、実はとても大切な要素。
先日、入居者の一人と日常の様子を振り返る機会がありました。
夜の過ごし方や朝の行動について話を進める中で、彼の言葉が少しずつ気になり始めました。
「何時に寝たかわからない」「何時にトイレに行ったかわからない」「何時に起きたかわからない」と話し、だいたいの時間を確認していくと、その内容は質問のたびに変化していきました。
夜間だけではなく、日中の出来事についても時間の感覚が曖昧になっており、出来事の順番や経過が整理しづらい様子が見られました。
生活を振り返ってみると、就寝や起床の時間が日によって大きく異なり、食事や通所の準備にもムラがありました。
気持ちの落ち着きにも波があり、不安が強い日は部屋で過ごす時間が長くなる傾向も感じられます。
部屋の環境を一緒に確認すると、時間を確認できるものが見当たりませんでした。
壁掛け時計について尋ねると、視界に入るのが落ち着かないという理由から設置を避けているとのことでした。
時間を意識しないことで楽になっている部分がある一方、生活全体の不安定さにも繋がっているように見えました。
そこで今回は、「時間を意識した生活」について丁寧に話をしました。
きっちり守るためではなく、安心して暮らすための道具として時間を使うという考え方を共有しました。
生活リズムが整うことで体調が安定し、気持ちの浮き沈みが緩やかになること。
通所や共有スペースの利用など、他の入居者との生活ルールが守りやすくなること。
さらに、自分で考えて行動する力が育ち、次に何をすればよいか判断しやすくなる点も伝えました。
話を終えたあと、彼はしばらく考え込んだ様子でしたが、部屋に戻り腕時計を持ってきて、時間を合わせてほしいと申し出ました。
その後、自分で目覚まし時計を購入することを決め、新しい生活への準備を始めています。
大きな変化ではありませんが、自分から行動を選んだことに意味があります。

時間を意識する生活は、すぐに結果が出るものではありません。
それでも、少しずつ積み重ねることで安心感が育ち、生活の土台が整っていきます。
これからも無理のない形で寄り添いながら、良い方向へ進めるよう支援を続けていきます。








