自立していたはずの部屋で見えた本当のSOS│家賃未納の先にあった現実

 おはようございます、 本日の投稿は株式会社GUILD CARE(ギルドケア)が担当します。

 ある支援している方のお話です。

 その方は、仕事を持ち、自立した生活を送っているように見えていました。

 毎日出勤し、周囲との関係も大きな問題はなく、一見すると安定している状態でした。

 しかし、家賃未納が数か月続いているという連絡が入り、状況確認のため入室することになりました。

 

 扉を開けた瞬間、強いにおいと足の踏み場のない光景が広がっていました。

 床一面に積み重なったゴミ袋、開封されない郵便物、洗っていない食器。

 いわゆるゴミ屋敷の状態でした。外での姿からは想像できない現実が、そこにありました。

 

 仕事をしている=生活が整っている、とは限りません。

 収入があっても、金銭管理や体調管理が追いつかなくなることはあります。

 疲労の蓄積や孤立感、相談できない環境など、目に見えない負担が少しずつ積み重なっていった可能性があります。

 家賃未納は結果であり、本質は別のところにあると感じました。

 

 部屋の状況を前にして責めることは簡単。

 しかし、それでは何も変わりません。まずは安全の確保と、本人の気持ちの整理が優先でした。

 静かに話を聞く中で、「どうしていいかわからなくなった」という言葉がこぼれました。

 その一言に、これまでの葛藤が凝縮されているようでした。

 

 ゴミが増えていく過程は、突然ではありません。

 小さな後回しが続き、気づいたときには手を付けられない状態になっていたのでしょう。

 支援の視点で大切なのは、片付けそのものよりも、再び生活を立て直す仕組みづくり。

 家賃の支払い方法の見直し、定期的な訪問、金銭管理のサポートなど、具体的な対策を一つずつ整理していきました。

 

 今回の出来事は、自立の定義を改めて考える機会になりました。

 働いていることだけが自立ではありません。

 困ったときに助けを求められることも、立派な自立の一部。

 見えにくいSOSに気づき、早めに支える仕組みを持つこと。

 その積み重ねが、本当の意味での安定した生活につながっていくのだと強く感じています。

 

 株式会社ギルドケア

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