おはようございます、 本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。
先日、メンタルケア札幌にて第4回当事者研究を開催しました。
今回も多くの関係者が集まり、一人の当事者を中心に、これからの生活について一緒に考える時間となりました。
会場には医療センターの奥田先生をはじめ、グループホーム担当者、就労担当者、金銭管理担当者、相談支援専門員、担当医師、担当PSWが参加し、さらにZoomでは関西大学の村上先生や、べてるの家の皆さんにもご参加いただきました。
さまざまな立場の方が意見を出し合えることは、当事者研究ならではの大きな特徴です。
今回のテーマとなったのは、「自立とは何か」という問いでした。
その背景には、当事者の方が先日、お母様を亡くされたという大きな出来事があります。
突然の別れはとても悲しく、心が大きく揺れる時間が続いたそうです。
それでも周囲の支えを受けながら少しずつ気持ちを整理し、今は前を向いて生活を送れるようになってきたことを、自分の言葉で話してくださいました。

人生には、自分一人では乗り越えることが難しい出来事があります。
そんなとき、話を聞いてくれる人や一緒に考えてくれる人の存在は、とても心強いものです。
当事者研究は、答えを押し付ける場ではありません。
一人では気付かなかった考え方や、新しい見方をみんなで見つけていく場でもあります。
そのため、参加者全員が安心して話せる雰囲気づくりが大切にされています。

話し合いの中で、「自立とは何だろう」という問いに対し、当事者の方は「仕事をして、自分でお金の管理ができること」と話されました。
その言葉には、自分の力で生活を送りたいという強い思いが込められていました。
同時に、すべてを一人で抱え込むことが自立ではないという意見も多く挙がります。
困ったときには相談し、必要な支援を受けながら生活を続けることも、自立した暮らしの一つの形ではないかという考えが共有されました。
「これからもみんなに相談しながら、社会で長く生活していきたい」という言葉は、多くの参加者の心に残りました。
一人で頑張り続けることだけが強さではありません。
周囲を信頼し、助けを求めることも、自分らしい生活を続けるために必要な力です。

今回の当事者研究では、悲しみを乗り越えながら未来を見つめる姿と、自立について改めて考える機会を共有することができました。
さまざまな専門職や関係機関が一緒になって支えることで、一人ひとりが安心して地域で暮らし続けられる環境につながっていきます。
これからも当事者の思いを大切にしながら、みんなで考え、支え合える場を積み重ねていきたいと思います。







