刑事司法×社会福祉  Social Recital#5 について 

ソーシャルリサイタル#5

おはようございます。

今日のブログはGenies(ジーニーズ)がお届けします。

以前このブログでもお知らせしていた

「Social Recital #5  刑事司法ソーシャルワークの可能性」を9月6日に開催いたしました。

基調講演では

はじめに北海道地域生活定着支援センターの統括コーディネーター 石井隆氏による基調講演では、触法障がい者支援についてお話を頂きました。

基調講演

「触法障がい者」とは、罪を犯してしまった方の中で、障がいのある人のことを指します。

日々の生活の中で、困り感を抱えながら、法律を犯すという選択肢しか見出せなくなってしまうという人は少なくありません。

それは犯罪を肯定するものではなく、そうした状況に陥ってしまう方がいるという事実と向き合い、地域に戻った後に再犯に至らないようなサポートが、社会の機能として必要であると私たちは考えます。

石井先生の講演も、そうした視点が盛り込まれているものであり、ご来場頂いた多くの専門職の方々にも、共感を得たものと感じています。

具体的な事例も

また、ギルドグループからは、社会福祉士や保護司を務める原谷那美が、具体な支援の事例を発表させて頂きました。

更生に向けた支援が実効性を得るには、表面的な属性や犯歴だけでなく、なぜ法を逸脱しなくてはならなかったか、背景を理解して本質的な問題を取り除くことが不可欠です。

その観点でも、各事例を掘り下げて検証することの必要性を訴えたところです。

パネルディスカッションには3名の当事者が登壇

さらに後半のパートでは、3名の当事者を交えたパネルディスカッションを行い、各人の言葉で過去の罪を振り返るとともに、今の暮らしやこれからの目標や夢についても語ってもらいました。

罪を無かったことにはできなくとも、贖罪と反省の上に未来に向けて歩んでいくことはできるということを、会場の皆さんとも改めて共有できたのではないかと感じます。

次回は小樽にて、山口達也さんが登場します

次回のソーシャルリサイタルは、10月11日に山口達也さんをお招きして、小樽での開催を予定しております。

詳細は追って告知をさせて頂きますので、ぜひ会場へ足をお運びいただけると幸いです。

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