四国からの帰り道、大阪の拘置所で再会した20代知的障害の男性が伝えた本音

 おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。

 

 四国からの帰り道、私たちが立ち寄ったのは、大阪府内の拘置所。

 ※四国の記事はこちら

 

 面会に訪れたのは、少年事件のころから関わりを続けてきた、二十代の男性でした。

 知的障害のある彼との付き合いは、決して短くありません。

 これまでも何度となく、生活や仕事の相談に乗ってきたのでしょう。

 今回、大阪府内で事件を起こしてしまい、身柄を拘束されることになりました。

 

 面会室で向き合った彼の様子は、思いのほか落ち着いていたのでしょう。

 久しぶりに顔を合わせた私たちに、小さく頭を下げていました。

 以前より少し痩せたように見えたのが、気にかかるところ。

 口を開いた彼が繰り返し伝えてきたのは、地元への強い思い。

 「札幌に帰りたい、もう悪いことはしないので助けてほしい」。

 その言葉には、これまでとは違う真剣さがにじんでいました。

 

 少年のころから見守ってきた私たちにとって、この言葉は重く響いたのでしょう。

 彼が抱える知的障害は、判断や理解の面で難しさを伴います。

 同じ過ちを繰り返してしまう背景には、そうした特性も関わっているのかもしれません。

 周囲の助けがなければ、一人で立て直すことは難しかったはずです。

 何度も同じ壁にぶつかりながら、それでも彼は投げ出さずにここまで来たのでしょう。

 それでも、助けてほしいと自分から言葉にできたことは、大きな一歩でしょう。

 

 長い付き合いの中で、彼が弱音や本音を口にすることは、あまり多くありませんでした。

 今回の面会で見せた表情は、これまでとどこか違って見えたのでしょう。

 追い詰められた末にたどり着いた、正直な気持ちだったのかもしれません。

 

 私たちにできることは、彼を突き放さずに向き合い続けることでしょう。

 少年のころからの関わりがあるからこそ、見捨てるという選択肢は私たちにはありません。

 今後の手続きの行方を見守りながら、必要な支援を考えていきます。

 弁護士など関係者とも、情報を共有しながら進めているところでしょう。

 面会という限られた時間の中でも、伝えられることは伝えていきたいと思います。

 

 札幌に戻りたいという願いが叶うかどうかは、今はまだ分かりません。

 それでも私たちが大切に受け止めているのは、彼が示してくれた小さな決意。

 長い付き合いだからこそ見えてくるものも、きっとあるでしょう。

 これからも一人ひとりの人生に、粘り強く寄り添ってまいります。

 

 株式会社ギルドケア

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