おはようございます、本日の投稿は株式会社ギルドケアが担当します。
今回、私たちが支援に入ることになった利用者様は、少し複雑な事情を抱えた方。
事の始まりは、昨年末のこと。
義理のお母様が、息子である元夫と連絡が取れなくなり、甥の方と一緒に滝川市内の息子宅へ様子を見に行かれたといいます。
訪ねてみると、息子は不在。
電気や水道、ガスといったライフラインはすべて止まり、ひんやりとした家の中には、利用者様だけがぽつんと取り残されていました。
そのときは、当面の生活費と必要な物資を残して、一度帰宅されたとのこと。
その後すぐに息子とは連絡がつき、出張中だったという説明。
ところが今年の五月頃、再び連絡が取れなくなります。
心配してもう一度息子宅を訪ねたところ、そこにはまたしても、取り残された利用者様の姿。
一度ならず二度までも同じことが起きたことに、義理のお母様も大変驚かれたといいます。
さすがにこのままにはできないと、利用者様を札幌のご自宅へ連れて帰ることに。
とはいえ、義理のお母様からすれば、もともと血のつながりのない他人にあたる関係。
現実問題として、ずっと同じ状況を続けるわけにもいきません。
そこで六月二十一日、義理のお母様は利用者様を連れて東区役所へ行き、保護の申請をされました。
その窓口で私たちギルドを紹介され、義理のお母様から直接ご相談をいただいて、今に至るという流れ。
肝心の息子である元夫とは、今もなお連絡がつかないまま。
どこで何をしているのか、消息が分からない状態が続いています。
離婚はされていますが、利用者様ご本人の希望で、苗字はそのままにされているとのこと。
利用者様には、脳梗塞の後遺症があるようです。
その影響からか、意思の疎通が難しく、記憶を保つことがほとんどできない状態。
こちらが何を尋ねても、返ってくるのは「全部覚えてません」という短い言葉だけ。
過去のことも、少し前の出来事も、うまく思い出すことができないようでした。
ただ、身体の麻痺はなく、日常の動作そのものに問題がないのは、せめてもの救い。
このように複雑な事情の中で、行き場を失いかけていた利用者様。
私たちがまず大切にしているのは、ご本人が安心して過ごせる環境を、時間をかけて整えていくこと。
記憶が残りにくいという特性も踏まえながら、焦らず関わっていきたいところ。
これからも一人ひとりの状況に丁寧に寄り添いながら、支援を続けてまいります。








