おはようございます、月曜日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。
先日、数年前に支援していた男性の元を訪ね、面会を行いました。
彼はギルドケアによる支援を受けて社会復帰を目指していましたが、支援終了後に事件を起こし、逮捕。
懲役10年という重い判決が下されました。その知らせを受けたときの衝撃は今でも忘れられません。
事件の背景にあったのは、社会とのつながりが薄れ、孤立感が深まったことだったのかもしれません。
スタッフの間には、”もし支援が継続していれば、彼は事件を起こさずに済んだのではないか”という思いもありました。
それは後悔と反省の入り交じった複雑な感情ですが、過去を振り返るだけでは何も変えられません。
だからこそ、彼が数年後に社会に戻るとき、再びつまずかないよう、新たな支援の枠組みを築くと決意しました。
現在、彼が社会復帰を円滑に進められるよう、早期から準備を進めています。
定期的な面会を通じて、彼自身が抱える不安や課題を共有し、支援プランの基盤を作り始めました。
具体的には、出所後の住まいの確保、就労支援の提供、さらにはコミュニケーションスキルの向上を目指したプログラムも検討しています。
私たちはこれらの取り組みは、彼にだけ必要な支援ではなく、社会全体必要な支援だと思っています。
支援を必要とする人々が孤立しない社会を作るために、私たちは学び続けなければなりません。
再び支援の手を差し伸べること。それは、未来への責任を果たすための行動であり、私たち自身が社会を変える小さな一歩でもあります。
この取り組みが、彼の新たな人生の扉を開く鍵になることを願いながら、一つひとつの支援を丁寧に積み重ねていきます。