現場のリアルを肌で体感、白石地区保護会研修で学んだ支援のむずかしさと奥深さ

 おはようございます!本日の投稿はソーシャルワーカーズが担当します。

 先日、白石地区保護会の研修に参加しました。

 今回のテーマは、支援の現場を想定したロールプレイ形式の実践的な内容。

 聞き役と支援を受ける側に分かれ、実際の保護に至るまでの過程を体験しながら学ぶというものでした。

 緊張感のあるスタートでしたが、進行するうちに参加者の表情はどんどん真剣になっていきます。

 

 ロールプレイでは、実際の事例をもとに”どのような支援が最善なのか”をグループで検討しました。

 あるケースでは、支援対象の家庭環境が複雑で、誰に・どのように声をかけるかで結果が大きく変わることがわかります。

 まさに現場のリアルを感じる瞬間です。

 

 支援する側とされる側を演じてみると、見えてくるものがまったく違いました。

 支援者の立場では「助けたい」という思いが先に立ちがちですが、支援される側になると、知らない人に相談することの不安や戸惑いを実感します。

 その両方を体験できたことで、支援の難しさと同時に、人との関わり方の大切さを改めて感じました。

 

 また、研修の後半では司法関係の視点からも支援の流れを学びました。

 法的な手続きや保護命令の仕組みなど、普段はあまり触れることのない分野にも踏み込み、知識を深める機会となりました。

 支援は現場だけで完結するものではなく、制度や法律との連携があってこそ成り立つのだと実感します。

 

 現場にはさまざまな背景を持つ人がいて、それぞれの事情に寄り添う柔軟さが求められます。

 参加者一人ひとりが真剣に考え、意見を交わす時間はとても充実していました。

 

 今回の研修を通して、支援の本質は“正しさ”よりも“理解しようとする姿勢”にあると感じます。

 小さな気づきの積み重ねが、誰かを守る大きな力になる。

 そんな思いを胸に、これからも学び続けていきたいと思える貴重な一日でした。

 NPO法人os Forward

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