支援の現場で感じた「もしもの瞬間」への備え│酔って転倒し肋骨を骨折した利用者の対応から学んだこと

 おはようございます、 本日の投稿は株式会社GUILD CARE(ギルドケア)が担当します。

 支援の仕事をしていると、予期せぬ出来事に直面することがあります。

 先日もその一つが起こりました。支援を行っている方が、深夜に酔って転倒し、洗濯機に体を強くぶつけてしまったのです。

 痛みを訴える声を聞き、急いで駆けつけると、呼吸のたびに顔をしかめている様子。

 これはただの打撲ではないと感じ、すぐに救急車を要請しました。

 

 搬送先の病院で検査を受けた結果、肋骨4本の骨折と診断されました。

 幸い内臓への損傷はなく、入院による安静と経過観察で回復が見込まれるとのことでしたが、支援者としてその場に居合わせた私は、改めて生活支援とは健康管理の延長でもあると痛感しました。

 

 お酒の席は楽しいものであり、日頃のストレスを発散する場でもあります。

 しかし、飲酒量のコントロールが難しくなると、転倒や事故など、思わぬリスクを招くことがあります。

 特に高齢者や持病を抱える方の場合、一度の転倒がその後の生活に大きな影響を及ぼすことも少なくありません。

 

 今回の件を通じて感じたのは、支援の本質は、起こってからの対応だけでなく、起こさないための関わり方にあるということです。

 普段からの会話の中で、飲酒の頻度や生活リズムをさりげなく確認し、リスクの兆候に気づくことが大切だと学びました。

 また、酔った状態での生活動作を安全に行えるよう、家具の配置や導線を見直すことも再発防止につながります。

 

 救急搬送後、利用者本人は「迷惑をかけてしまってすみません」と小さな声で話されていました。

 痛みの中でもその言葉が出てきたのは、支援者との信頼関係があるからこそだと感じ、胸が熱くなります。

 同時に、その信頼に応える責任の重さも改めて実感しました。

 

 今後は、体調や生活状況の変化に気づけるよう、より細やかな支援を意識していきたいと思います。

 転倒や事故は一瞬の出来事ですが、その後の生活を左右する大きな分岐点にもなり得ます。

 支援の現場における「備え」と「気づき」を大切にし、安心して暮らせる環境づくりをこれからも続けていきたいです。

 

 株式会社ギルドケア

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