おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。
先日、札幌市教育文化会館にて開催された「令和7年度北海道・道央ブロック更生保護研究大会」に参加しました。
更生保護に携わる保護司、支援者、行政関係者など約数百名が一堂に会し、犯罪や非行からの立ち直り支援について、地域の実践や課題を共有する貴重な機会となりました。


大会は、第一部講演「幸せな人生を送る鍵~愛で満たし、愛の使い道を教える~」を金子耕弍氏が担当し、続いて「道内刑事施設における近時の取り組み」など複数のテーマで講演が行われました。
会場には、長年の功労者への表彰もあり、支援の歴史が改めて刻まれる場ともなりました。
参加して感じたのは、制度を超えた人と人とのつながりが、支援の根幹にあるということです。
講演の中で支援の枠を広げるためには、まず理解し合うことから始まるといった声が印象的に響きました。
思い返せば、支援現場で出会う一人ひとりが抱える事情は、多種多様。
それを制度だけで担おうとするのではなく、地域・関係機関・支援者が協働して支え合うことの重要性を改めて感じました。
グループワークでは、架空のケースを題材に支援の流れを検討しました。
ある若年者の就労・住居・心の課題を巡り、参加者それぞれが意見を出し合い着地を探るスタイルです。
私が属したグループでは支援のスタート時期が遅れると、制度より前に関係性が断たれてしまうという観点が話題になりました。
日常の支援ではいつ声をかけるかが鍵になることを、揺るぎないものとして感じました。
制度利用や多職種連携、金銭管理、メンタルヘルスなど幅広いテーマが網羅されていたこの研修。
支援者として学んだことは多いですが、同時に「学んだことを確実に現場に活かす」ことの難しさも感じています。
研修で得た気づきを日常の支援に落とし込み、実践へとつなげることこそが次のステップです。









