就労支援で広がった小さな手仕事の輪、児童養護施設のクリスマス会を思い描きながら行ったお菓子袋作り

 おはようございます!本日の投稿は株式会社GUILD WORKS(ギルドワークス)が担当します。

 就労支援パルテでは、児童養護施設のクリスマス会で配布されるお菓子袋の作成作業を行いました。

 年末らしい空気が漂う中での作業は、いつもの業務とは少し違う温度を持って進んでいきます。

 目の前にあるのは、色とりどりの小さなお菓子と紙袋。

 それだけの材料でありながら、そこに込められる思いは決して軽いものではありません。

 

 作業内容はシンプルで、いくつかのお菓子を一つの紙袋に丁寧に入れていく工程です。

 袋を開き、中身の配置を考え、崩れないように入れる。

 その一つひとつの動きに、自然と集中が生まれていきます。

 

 参加した利用者の皆さんも、最初は黙々と手を動かしていましたが、次第に表情が和らいでいきました。

 「これを受け取った子どもたちが笑顔になってくれたらいいですね」という言葉がぽつりと出た瞬間、場の空気が少しだけ変わったように感じます。

 その一言で、目の前の作業が誰かにつながった気がしました。

 

 お菓子袋の数が増えるにつれて、机の上には小さな達成感が積み重なっていきます。

 ただ袋詰めをしているだけなのに、不思議と心が温かくなる時間でもありました。

 誰かの特別な一日に関わっているという実感が、手の動きをより丁寧なものに変えていきます。

 

 就労支援の現場では、作業の正確さや継続性が重視される場面が多くあります。

 一方で、今回のように想像する力が自然と引き出される作業は、働く意味を別の角度から感じられる機会にもなりました。

 相手の姿を思い浮かべながら行う仕事は、自分自身の内面にも静かな変化をもたらします。

 

 完成したお菓子袋を並べて見渡したとき、そこには数字では測れない価値が確かに存在していました。

 小さな紙袋一つひとつに込められた時間と気持ちが、クリスマス会という特別な場で花開くことを願わずにはいられません。

 

 株式会社ギルドケア

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