退去を申し出ても聞き入れてもらえず、自ら警察へ出向くほど追い詰められた方からの相談を受けて

 おはようございます、本日の投稿は株式会社ギルドケアが担当します。

 

 今回お伝えするのは、別の運営元のグループホームで暮らしていた方から届いた相談のお話。

 ここから先は、ご本人から伺った内容をもとにした記録になります。

 片方の話だけで善しあしを決めることはできないため、事実関係は関係機関と確認を進めているところ。

 その前提で、相談の経緯をお伝えします。

 

 きっかけは、運営側との関係が少しずつこじれていったこと。

 言われた内容が後から変わる、強い口調で返される、といった訴えが続いていました。

 趣味の合う入居者の方を外出に誘ったところ、それを問題視され、別の市にあるホームへ移ることに。

 移った先では、外出そのものにも制限がかかったとのこと。

 話し相手も減り、できることが少しずつ狭まっていきます。

 そこでご本人が繰り返し伝えたのが、退去したいという意思。

 それでも話は前に進まず、やりとりは平行線のまま。

 

 思い詰めた末に選んだのが、法に触れる行為をして警察に出向くという方法でした。

 ここで強調しておきたいのは、その発想がご本人の中だけで生まれたものではないという点。

 施設側からそうした趣旨の言葉をかけられたというのが、ご本人の説明です。

 警察では事件として扱われず、そのまま帰されることに。

 戻る場所の確認をしたものの、受け入れは得られないまま。

 行き場のないまま残されたところで、私たちに連絡が入っています。

 

 まず行ったのは、休める場所の確保と食事の用意。

 数日分の着替えと日用品も、その日のうちにそろえています。

 事情を細かく聞くのは、体が落ち着いてからで十分なところ。

 落ち着いたころ、ぽつりとこぼれた言葉がありました。

 「もう、あそこには戻りたくない」

 

 住まいを変えたいと思ったとき、本来であれば手続きを踏んで移ることができます。

 ところが、相談先がその施設しかない状況だと、声はどこにも届きません。

 出口が見えないまま追い詰められれば、極端な方法に向かってしまう方もいらっしゃるもの。

 今回の件であらためて感じたのは、第三の窓口を持っておくことの重みです。

 

 今後は、転居先の検討、生活保護の担当者との調整、通院先の引き継ぎを順番に進めていく予定。

 関係機関への確認も並行して行い、必要があれば行政へ共有する流れになります。

 住まいは与えられるものではなく、選べるものでありたいところ。

 これからも、どこにも言えない話を持ち込める場所であり続けてまいります。

 

 株式会社ギルドケア

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