おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。
2月17日、北海道新聞にて、支援を行っているある19歳の青年について取り上げていただきました。

彼は中学生の頃から児童相談所に一時保護されることがあり、自立援助ホームを利用した後に家庭へ戻る、という生活を繰り返していました。
しかし、環境の変化に適応することが難しく、安定した生活を築くことができずにいました。
彼の過去には、万引きを繰り返し、17歳で少年院に送致された経験があります。
退院後、家族の受け入れは叶わず、道内のグループホームへ。
しかし、集団生活に馴染めず、再び万引きを繰り返してしまい、最終的には強制退去となりました。
そんな彼がギルドグループにやってきたのは、まだ寒さが残る時期のことでした。
最初はなかなか生活のリズムが整わず、昨日まではなかったものが部屋に増えているという場面も見られ、不安を感じることがありました。
しかし、支援スタッフが根気強く関わることで、彼の中に少しずつ変化が生まれました。
現在、彼は日中の就労支援に通いながら、生活の基盤を整えるための努力を続けています。
仕事に取り組むことで規則正しい生活を身につけ、お金の管理についても定期的にグループホームのスタッフと面談を行いながら学んでいます。
以前は金銭感覚がなく、欲しいものがあれば手段を選ばずに手に入れようとしていましたが、今は”自分で働いて得たお金で好きなものを買うことができる”という当たり前の喜びを知るようになりました。
彼の歩みは決して平坦ではありません。
過去の行動が簡単に消えるわけではなく、時には衝動的に問題を起こしそうになることもあります。
それでも、「変わりたい」「やり直したい」という気持ちは確かに芽生えており、一歩ずつ自立への道を進んでいます。
支援の場があることで、彼の未来は大きく変わる可能性を秘めているのかもしれません。
この先も温かく見守りながら、彼の成長を支えていきたいと思います。