孤立した生活の末に見つけた支援の場、自立準備ホームでの新たな一歩

 おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD ZERO(ギルドゼロ)が担当します。

 帰る家はあったものの、ひとりでの生活継続が困難と判断され、自立準備ホームへ入居することとなりました。

 本人には精神障がい者保健福祉手帳が交付されていたものの、ここ2年ほどは精神科の受診歴がなく、地域とのつながりも希薄な状況でした。

 そんななか、左手を骨折するという不運にも見舞われました。

 留置所内でつまずき転倒したことが原因であり、痛みや不自由さが生活に大きな影響を与えていたと推察されます。

 

 さらに、本人を取り巻く環境には深刻な問題がありました。唯一の家族だった母親が1月に死亡。

 その後も届け出を出さず、母親の遺体と同居を続ける日々が始まってしまったのです。

 食料の確保には宅配サービスを利用し、かろうじて生き延びていましたが、外部との接点はほとんど絶たれていました。

 事態が発覚したのは、近所の方の「最近お母さんの姿を見かけない」という声でした。

 心配した住民が警察に通報し、地域包括支援センターと共に自宅を訪問。

 そこで母親の遺体が発見されるに至ったのです。

 

 本人は大学を卒業していたものの、これまで一度も就労経験がなく、社会との接点を築く機会を持てずにいました。

 これらの状況を総合的に踏まえ、自立準備ホームへの入居が最適と判断されました。

 

 新たな環境で生活を始めることにより、少しずつ社会とのつながりを取り戻すチャンスが広がっていきます。

 孤立から抜け出し、自分の足で未来を歩み始める第一歩として、支援の手を差し伸べ続けたいと考えています。

 

 株式会社ギルドゼロ

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