おはようございます!本日の投稿はソーシャルワーカーズが担当します。
今日の炊き出しは、雲間から差し込む強い日差しとともに始まりました。
真夏の空気はじっとしていても汗がにじむほど。そこで、スタッフはこまめな休憩と水分補給を合言葉に、熱中症対策をしながら準備を進めました。



並べられたのは、市販の食パン、総菜パン、菓子パン。
袋越しに伝わる柔らかさに、受け取る人の手が自然とやさしくなります。スポーツドリンクや麦茶、お菓子類、さらに塩分タブレットも用意。
のどを潤すひと口が体にじんわり広がっていきます。


配布が始まると、列のあちこちから小さな会話が生まれました。
受け取った袋を見て「今日は甘いパンもあるんだね」と笑う人。
お菓子を手にした子どもが、そっと袋の奥をのぞき込む仕草も微笑ましい場面でした。


日陰に置かれたベンチでは、受け取ったパンをそのまま食べる人もいます。
温度こそ暑いままですが、人の輪の中にいる安心感が、心に涼しい風を運んでくれるようでした。
スタッフ同士も短く声を掛け合いながら、途切れない列をスムーズに案内します。

ひとりの参加者が笑顔で「暑いけど、こうやって集まれるのはうれしいね」と言いました。
その言葉は、私たちにとっても大きなごほうび。
食事を配るだけでなく、日常にちょっとした彩りを添える時間になっていることを実感します。
まだまだ夏は続きます。
汗を拭いながら準備をし、声を掛け、笑い合う。
その一つひとつが、この暑さの中で生まれるささやかな元気です。
次回もまた、食事と飲み物を手に、この輪が広がる瞬間に立ち会いたいと願っています。