おはようございます、 本日の投稿は株式会社GUILD CARE(ギルドケア)が担当します。
ある日の午後、居室から「ドン!」という大きな音が響きました。
急いで駆けつけると、入居者の方が床に座り込んでおり、そばには崩れた壁の一部が。
どうやら体調不良によってふらつき、そのまま転倒して頭を打ってしまったとのこと。
壁もぶつかった衝撃で一部が破損していました。

転倒された方は「少し前から頭が重くて…」と訴えておられ、不安そうな表情を浮かべていました。
特に頭部を打った際は、外傷がなくても油断できません。
そのため、世話人さんにお願いし、すぐに#7119(救急安心センターさっぽろ)へ連絡。
丁寧な聞き取りのもと、脳外科での受診を勧められました。
救急車を呼ぶほどではなかったため、自家用車で近隣の脳神経外科クリニックへ向かうことに。
移動中もスタッフが付き添い、万が一に備えながら慎重に行動を進めました。
受診の結果、幸いにも脳に異常はなく、大事には至りませんでした。

診察を終えた入居者の方も「たいしたことなくてよかった。壁の方が重傷だったかも」と、少しだけ冗談を交えて笑顔を見せてくれました。
緊張していた私たちスタッフも、その言葉にほっと胸をなでおろすひとときでした。
ただ、今回の一件で改めて感じたのは、日常生活の中に潜むリスクの多さ。
具合が悪い中で無理をして移動すると、今回のような転倒やケガにつながる危険性があります。
体調の小さな変化にも気づけるよう、日頃からのコミュニケーションや見守りがやはり大切だと痛感しました。
また、#7119の存在も非常に心強いものでした。
「今すぐ救急車か?病院で大丈夫か?」という判断を迷う瞬間、医療のプロからのアドバイスを受けられるのは大きな安心材料です。
今後も迷わず活用していきたいですね。
今回は大事に至らず本当によかったです。
次回は、元気になったら壁の補修についても一緒に相談してみようと思っています。