おはようございます、月曜日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。
先日、札幌市内で80代後半の母親と60代前半の息子が散歩中にはぐれる出来事が発生しました。
この親子は長年、居住支援と福祉支援を受けて暮らしており、地域との深いつながりを築いています。
母親は警察に保護され、その後無事に息子と再会しましたが、思わぬ出来事に少なからず動揺があった様子。
彼らの生活背景を振り返ると、過去には厳しい状況が。
今から3年前の正月、家族3人がホテルで無賃宿泊をしていたことが警察に通報され、私たちのグループが緊急対応することとなりました。
当時、家計は父親の年金が主な収入源でしたが、その多くが株式投資に使われており、母親と息子は日々の生活でカップラーメンを食べるのがやっとの状態でした。
その後、父親が認知症であることが判明し、医療機関への入院が必要となりました。
父親の入院を経て、母親と息子は二人で生活を再建する道を選びました。
現在は遺族年金と母親の年金を頼りに、慎ましくも安定した暮らしを送っていますが、困難が全て消えたわけではありません。
今回の迷子騒動は一時的な混乱を招いたものの、迅速な対応により事態は無事に収束しました。
この出来事を通じて、親子二人の絆の大切さと、年齢を重ねる中で生じる新たな課題について再考する機会が生まれました。
こうした問題に対して、地域の支えや福祉サービスが果たす役割は計り知れません。
私たちはこれからも、この親子が安全で安心な暮らしを続けられるよう支援を続けてまいります。
地域全体で支え合いながら、全ての人が穏やかに生活できる社会の実現に向け、取り組んでいける環境作りにも力を注いでいきます。
