おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。
先日、「-SOCIAL RECITAL -何がアルコール依存症?」と題した講演イベントが開催され、200名以上の方にご参加いただきました。
当日はさまざまな立場の方が足を運び、関心の高さがうかがえました。

このイベントの中心となったのは、山口達也さんの講演です。
彼自身がアルコール依存症と向き合ってきた経験をもとに語られた言葉の一つ一つに、重みがありました。
苦しみや葛藤、そして回復への道のりを自らの言葉で紡ぎ出す姿に、胸を打たれた方も多かったようです。
アルコール依存症というと、本人の意思の弱さと結び付けられがちですが、実際には精神的・身体的な病であり、誰もがなりうる可能性を持っています。
山口さんは「依存症は“心の病”であると同時に、“孤独の病”でもある」と語りました。
社会や家族とのつながりが途切れる中で、支えを失い、お酒に逃げざるを得なくなる人々が少なくないのです。
今回の講演では、アルコール依存症に直接関わる人だけでなく、幅広い層に向けたメッセージも届けられました。
家族や友人、職場の仲間など、周囲の理解や寄り添いが、回復の大きな力になると改めて感じさせられる内容でした。
参加者からは「思い込みを改めるきっかけになった」「もっと多くの人に聞いてほしい話だった」という声も多く寄せられています。
私たちが社会の一員としてできること、それは“知ること”から始まります。
まずは正しい知識を持ち、偏見を手放し、誰かの苦しみに気づくことが大切です。

この講演会を通じて、多くの方が「依存症は遠い話ではない」と実感したのではないでしょうか。
今後も、こうした啓発の場が広がっていくことを願います。