ひとり暮らしを選んだ15歳の決意と、ソーシャルワーカーの支援

 おはようございます!本日の投稿はソーシャルワーカーズが担当します✨

 ある日、我々へ住居および生活、福祉支援に関する相談が寄せられました。

 相談者は15歳の女子。

 ご両親はすでに他界し、唯一の身内である姉は知的障害があり、現在は施設で生活しています。

 

 彼女は、札幌近郊の里親のもとで暮らしていましたが、さまざまな事情が重なり、関係がうまくいかなくなってしまいました。

 その結果、彼女は自立の道を選び、ひとり暮らしを始めることに。

 高校は通信制の高校へ進学が決まっており、4月からの新生活に向けて準備を進めています。

 

 「アルバイトも頑張って、たくさん稼ぐんだ」と目を輝かせて語っていた姿が印象に残っています。

 18歳までは遺族年金を受け取ることができるものの、それだけでは生活は成り立ちません。

 家事、学校、アルバイト、精神的な負担──それらすべてを一人で背負っていくのは、決して簡単なことではないでしょう。

 

 現在、彼女は精神的な波が見られることから、児童精神科に継続的に通院しています。

 その支援が今後も必要であることは明白です。

 私たちは、彼女の生活が安定するように、家賃補助や食費の支援などを含めた生活支援制度の紹介、手続きのサポートを行っています。

 

 同時に、信頼できる大人がそばにいる環境を作ることも大切にしています。

 彼女自身が少しずつ心を開き、「またここに話しに来てもいい?」と口にしてくれたとき、小さな一歩が確かに踏み出されたと感じました。

 

 どんな環境であっても、自分の足で前に進もうとする力はかけがえのないものです。

 彼女の未来が穏やかで温かなものであることを、心から願っています。

 

 株式会社ギルドケア

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