おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD ZERO(ギルドゼロ)が担当します。
この春、居住支援を通じて関わりを持ったある児童が、通信制の高校へ入学しました。
本日は彼の入学までの流れについてお話いたします。
最初に出会ったときは、不安げな表情を浮かべながらも「自分の生活を立て直したい」と強い意志を口にしていた姿が印象的でした。

入学手続きに向けて必要な書類を一緒にそろえたり、学校とのやり取りをサポートしたりと、準備段階では何度も話し合いを重ねました。
学業だけではなく、生活面や金銭面も含めた課題が多い中で、彼自身が「アルバイトもして自立したい」と前向きな言葉を発したときは、心から嬉しく感じました。

通信高校は週に数日通学し、その他は自宅での学習が基本。
時間の使い方が自由な反面、自律的な管理が求められるため、環境を整えることがとても重要になります。
その点でも、支援スタッフと一緒に日々のスケジュールを確認し、食事や洗濯といった生活面の安定にも取り組んできました。
アルバイト探しもすぐに始まりました。
履歴書の書き方や面接の練習を一緒に行い、初めての職場に向かう朝は緊張と期待が入り混じった表情を見せていたのを思い出します。
帰ってきた彼が「思ってたより楽しかった!」と笑顔で報告してくれたときには、私たち支援者も思わずほっと胸をなでおろしました。

もちろん、両立は簡単なことではありません。
体調管理や時間の調整、ストレスとの向き合い方など、今後も支援が必要な場面は続くでしょう。
それでも、新たな環境に飛び込む勇気と、未来を自分で選びとろうとする意志が彼にはあります。
その背中を、私たちはこれからもそっと支えていきたいと思います。
共に歩むこの道が、彼にとって明るいものとなるよう願いを込めて。