おはようございます、 本日の投稿は株式会社GUILD CARE(ギルドケア)が担当します。
旭川保護観察所より、新たなご依頼が届きました。
今回のご依頼者は40代の男性、更生緊急保護の対象となっている方。
窃盗の罪でこれまでに2回の服役歴があり、仮釈放後は更生保護施設に入所されていました。
当初は順調な滑り出しだったようです。
施設在所中に自ら福祉関係の仕事を見つけ、就職。
社会復帰に向けて大きな一歩を踏み出されました。
しかし、人間関係のトラブルがきっかけで精神的に追い込まれ、オーバードーズ。
救急搬送され、その後は退職を余儀なくされました。

現在は退院の目途が立っていません。
帰る場所がない状態が続いているからです。本日、直接面談の機会がありました。
面談の中で印象的だったのは、「一人でいるのが怖い」「不安で仕方がない」という訴え。
孤独と向き合うことの難しさを改めて感じました。
一方、更生保護施設からの引き継ぎ情報では、集団生活になると必ずトラブルを起こす傾向があるとのこと。
支援の方向性を慎重に見極める必要があります。
札幌での受け入れについても提案しました。
けれど、今は決断できない段階のようです。「しばらく考えたい」との意思が確認できました。
焦らせず、本人のペースを尊重しつつ次のステップを一緒に模索していきたいと考えています。
こうしたケースは支援の難しさと同時に、その意義の深さを教えてくれます。
何より「居場所」をどう作るかがカギ。
集団が苦手だからといって孤立を助長してはなりません。
個別対応や小規模な関わり方を含め、多様な選択肢を用意していく方針です。
今後も旭川保護観察所と密に連携し、この方が安心して一歩を踏み出せるようサポートしていきます。
