「いつものおはよう」が聞こえない朝に起きた出来事と支援の大切さを振り返る時間

 おはようございます、 本日の投稿は株式会社GUILD CARE(ギルドケア)が担当します。

 ある朝、スタッフが日課の体調確認で利用者さんのもとを訪ねました。

 いつもなら笑顔で「おはようございます」と声が返ってくるのに、その日は応答がなく、ただ静けさが漂っていました。

 

 小さな違和感が胸をざわつかせます。

 ノブを回すとドアは開いており、中へ声をかけると足先だけが見えたのです。室内に駆け込むと、床に倒れて苦しそうに唸る姿がありました。

 

 すぐに救急要請が行われ、慌ただしくも冷静な対応が続きます。

 搬送先の病院での検査の結果は、血糖値の急激な上昇による倒れ込み。

 

 原因は不明ながら、糖尿病を抱える人にとって常に隣り合わせのリスクが顕在化した瞬間でした。

 今回のケースでは幸い命に別状はなく、しばらくの入院加療が決まりました。

 

 こうした体験は、日々の小さなサインを見逃さないことの大切さを教えてくれます。

 普段の元気なあいさつや何気ない言葉も、健康状態を知る手がかりとなるのです。

 声が聞こえないだけで「おかしい」と気づけたのは、日頃からの信頼関係があったからこそでしょう。

 

 また、糖尿病のように数値が急激に変動する疾患は、外見からだけでは判断できません。

 食事や睡眠、ストレスといった生活習慣のわずかな揺らぎが、思わぬ体調不良につながることもあります。

 だからこそ、一人で抱え込まず、周囲と共に支え合う仕組みが必要なのだと感じます。

 

 今回の出来事は緊張感を伴いましたが、同時に「助けられる人がそばにいる安心感」も再確認させてくれました。

 利用者にとっても、職員にとっても、互いの存在が心強い支えとなっているのです。

 入院生活を経て再び元気な声を聞ける日を楽しみにしながら、これからの支援の在り方を改めて考えるきっかけとなりました。

 

 株式会社ギルドケア

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