おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。
先日、福島で行われた第78回全国児童養護施設長研究協議会、北海道園長会に参加しました。
学びや意見交換の場として非常に有意義な研修でしたが、今回はその合間に訪れた場所や道中で見えた福島の空気、そのオフショットの部分をお届けします。
※参加させていただいた際の様子はこちらの記事へ
まず向かったのは、東日本大震災電子力災害伝承館と震災遺構である浪江町立請戸小学校。
校舎の壁、壊れた階段、時間が止まったまま残された黒板写真で見るよりもはるかに強い現実を突きつけられ、胸が締め付けられる思いでした。


資料映像に耳を傾け、当時の記録を辿るたび、そこに確かにあった日常を想像せずにはいられません。
言葉にしきれない重さがあり、復興という道のりの長さも改めて感じ取れました。



一方で、移動の途中には少しだけ柔らかな空気もありました。
大きなこけしの展示、町に飾られた芸人サンドウィッチマンさんのパネルを見つけ、思わず写真を撮りたくなる瞬間も。
東北に息づく文化の温度があり、旅を豊かにしてくれます。


休憩時間にはおしゃれなカフェに立ち寄り、コーヒーの湯気が冷たい外気をやさしく溶かしてくれました。
店内は温かい照明で包まれ、スタッフの間で「この時間も学びの一部ですね」と言葉を交わしました。

真剣な学びと、合間に触れた記憶のかたち。
どちらも、この研修を立体的に思い出すための大切な要素です。
震災の爪痕に触れた重さも、街の様子も、福島という土地で感じた現実でした。
これらの体験が、今後の支援の視点や言葉選びにも確かに影響を与えてくれるはずです。







