グループホームから一般就職へ│失敗を糧に札幌で自立を目指す一人の挑戦の記録

 おはようございます!本日の投稿は株式会社GUILD lien(ギルドリアン)が担当します🌰

 2025年の秋、グループホームライネンから一人の利用者が、生活の自立と一般就職を目指して札幌へ転居しました。

 新しい土地での生活は、期待と同時に不安も伴うもの。

 それでも彼は、自分で選んだ道として前に進む決断をしました。

 その姿は、これまでの歩みを知る私たちにとって感慨深いものがあります。

 

 彼はこれまでにギルドグループを二度利用しています。

 アルバイトや就職に挑戦する中で、思うようにいかない経験を何度も重ねてきました。

 管理人と話し合いを重ねる中では、意見がぶつかる場面もありましたが、その過程で自分に足りなかった考え方や特性に少しずつ気付き、向き合う力を身につけていったように感じます。

 

 通っていたB型就労支援事業所は、週5日の利用を継続しました。

 決して楽な日々ではなかったはずですが、通所を続けることで生活リズムを整え、働く体力を養ってきました。

 同時に、将来を見据えて貯金にも取り組み、次のステップに向けた準備を着実に進めていた点が印象的。

 

 こちらから特に繰り返し伝えてきたのは、土台作りの大切さでした。

 生活リズムの安定、毎日通勤できる身体作り、服薬管理や身だしなみの意識など、働く以前の基礎が何より重要になるでしょう。

 また、焦らないことも大切にしてきました。

 求人を見る際には給与面だけで判断せず、他の求人と比較しながら、無理のない勤務体系かどうかを考える視点を共有しています。

 

 さらに、困ったときは相談することも約束として伝えてきました。

 ギルドは戻ってきてもいい場所であり、行き詰まったときに連絡できる先があるという安心感は、大きな支えになります。

 「一人で抱え込まなくていい」という言葉は、彼の表情を少し和らげたようにも見えました。

 

 本人が選んだ今回の道は、人生の挑戦として厳しさも伴う選択。

 それでも、その決断を尊重し、応援したいという気持ちは変わりません。

 今は静かに、良い知らせが届く日を楽しみに待っています。

 

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