生活保護とギャンブルが交差した夜、行き場を失った先で支援に繋がるまでを追った現場記録

 おはようございます、 本日の投稿は株式会社GUILD CARE(ギルドケア)が担当します。

 一月初旬、札幌の中心部で起きた出来事から本件は動き出しました。

 生活保護費の一月分をギャンブル等で使い切ってしまい、帰る場所も確保できないまま、ネットカフェ滞在していた方がいました。

 結果として無銭飲食の状態となり、警察署に連行される事態に至ります。

 その場で状況を整理する中で、支援団体である私たちギルドへと繋がる流れが生まれました。

 

 所持金はすべてお店側へお渡ししましたが全額には足りず、残額については一月五日に弁済する旨の念書を作成しています。

 本人も責任を自覚しており、「必ず返します」と強く話していた点が印象に残りました。

 

 金銭管理については本人了承のうえで、毎日手渡しによる管理を希望されています。

 衝動的な支出を防ぐための現実的な選択であり、再発防止の観点でも有効と考えられます。

 

 特に深刻だったのが健康状態です。アトピー性皮膚炎が非常に重く、見ていても辛さが伝わる状況でした。

 足は大きく腫れ上がり、歩行が困難になるほどで、体温測定すら難しい場面も想定されます。

 早急な皮膚科受診が必要であり、生活環境の改善が急務だと感じられました。

 

 今回のケースは、金銭問題だけでなく、医療、住環境、社会的孤立が複雑に絡み合っている点に特徴があります。

 一つでも欠ければ支援は成立しません。

 だからこそ、警察対応をきっかけに複数の支援が同時に動き出した意味は大きいと言えるでしょう。

 

 失敗の後に何が残るのかではなく、その後に誰と繋がれるのかが、その人の再出発を左右します。

 本件が示しているのは、責めるよりも整える支援の必要性であり、現場から見えたリアルな一例でもあります。

 

 株式会社ギルドケア

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