引受人不在で三年を過ごした少年院生活と自立準備ホームから始まった再出発の物語

 おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。

 施設職員への暴力行為により、少年院送致となった支援者がいます。

 収容先は北海少年院。

 判決としての三年という時間だけでなく、問題はその後にありました。

 本来であれば仮退院の段階で引受人が決まり、地域社会へ戻る道筋が整うはずでした。

 しかし彼にはその受け皿が見つからず、結果として三年近く院内で過ごすことになります。

 

 更生の意欲があっても、帰る場所がなければ社会復帰は進みません。

 制度は整っていても、現実の受け入れ体制が追いつかない。

 そのギャップは本人にとっても支援者にとっても重い課題でした。

 

 退院後、弊社の自立準備ホームを利用しながら生活再建の支援が始動。

 朝の起床から夜の就寝まで、規則的な生活リズムを整えることからのスタート。

 掃除や買い物、金銭管理の練習を通じて、社会生活の感覚を一つずつ取り戻していきます。

 地域定着支援センター職員と連携し、今後の入居先となるグループホーム探しも並行して進めます。

 

 暴力歴があるという事実は簡単に消えません。

 しかし現在の姿勢や努力まで否定されるべきではない。

 過去だけで未来を閉ざさないために、支援者の役割があります。

 彼の変化を具体的に伝えることで、理解を得られる可能性は広がります。

 

 そして先日、ついに引受先が決定。新たなグループホームでの生活が始まることになりました。

 自立準備ホームは退去となり、次のステージへ進みます。

 送り出す瞬間は安堵と緊張が入り混じる特別な時間でした。

 

 三年という空白は決して軽くありません。

 それでも、その時間を無駄にしない選択がこれから始まります。

 再出発に必要なのは、場所だけでなく信じる人の存在。

 地域で生き直す挑戦は今まさに動き出しています。

 

 この事例は、引受人の重要性と地域連携の力を改めて示しました。

 受け皿があることで未来は開けます。

 彼の歩みを見守りながら、同じ境遇の若者にも道が続くよう支援を積み重ねていきます。

 再出発は終わりではなく、新しい責任の始まりでもあります。

 

 NPO法人os Forward

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