おはようございます!本日の投稿は株式会社GUILD WORKS(ギルドワークス)が担当します。
先日の作業場は、朝から紙の香りに包まれていました。
机の上には、未完成の封筒と山積みの型紙。
利用者の皆さんは、はさみと糊を手に、真剣な表情で一枚ずつ丁寧に仕上げています。
紙がカサリと音を立て、糊付けの瞬間に指先に少しひんやりとした感触が伝わる。
この地道な作業が、きちんと形になった封筒として完成していく過程は、見ていてとても心地よいものです。

スタッフも横で作業を見守りながら、「角をそろえると、もっときれいになるよ」と優しく声を掛けます。
その一言にうなずき、すっと角を整える動作が流れるように続きました。
紙の束は少しずつ減り、代わりに完成した封筒の山が高くなっていきます。
午前の作業がひと段落すると、お昼の休憩時間がやってきました。ここからがまた、作業場の雰囲気が一変します。
食事を終えた数人が机を囲み、麻雀牌をじゃらじゃらと並べ始めました。
牌の音が小気味よく響き、笑い声が重なっていきます。「おっ、リーチだ!」と誰かが声を上げると、周囲から「おお」と盛り上がりが返ってきました。


休憩室の隅では、お茶を片手に会話を楽しむ人もいます。
作業中の集中力から解放され、穏やかな表情に変わっていく様子がとても印象的。
こうした息抜きの時間があるからこそ、午後からの作業もまた頑張れるのでしょう。

午後は再び封筒づくりに戻ります。
午前中よりも手際が良くなっているのがわかり、作業台の上に完成品が並んでいくスピードも上がっていきます。
静かに手を動かす時間と、休憩中のにぎやかな時間。
その切り替えが、この場のリズムを心地よく保っているのだと感じます。
作業と遊び、どちらも大切な日常の一部です。
封筒づくりで形に残る達成感を味わい、麻雀で笑いを共有する。
そんな一日が、また明日への小さな活力になっていくのでしょう。