四度の服役を経て続く一冊のノート│日々を書き続ける支援利用者の記録の力

 おはようございます、 本日の投稿は株式会社GUILD CARE(ギルドケア)が担当します。

 私たちが支援している方の中に、毎日欠かさず日記を書き続けている方がいます。

 特別な装飾のある日記帳ではなく、どこにでもある一冊のノート。

 そこには、静かに積み重ねられてきた日々の記録が綴られています。

 

 この方は、これまでに窃盗や詐欺などの罪で四度の服役を経験しています。

 決して平坦ではない人生。

 その中で、服役中に始めた習慣がありました。

 それが日記を書くことです。

 刑務所の中で毎日ノートを開き、その日の出来事や考えを言葉にしていたそうです。

 

 そして驚くべきことに、その習慣は出所後も途切れることなく続いています。

 今でも毎日ペンを取り、ノートに言葉を重ねているのです。

 これからも書き続けていくと本人は話してくれました。

 

 ノートの中身は決して特別な出来事ばかりではありません。

 むしろ、とても素朴な内容が多く並んでいます。

 今日の天気、体調のこと、見かけた風景。

 そんな日常の断片が丁寧に記録されています。

 

 しかし、その合間には過去の服役についての思いがふと現れることもあります。

 振り返りのような文章、反省のような言葉。

 静かに自分と向き合っている様子が伝わってきます。

 

 さらに、私たち支援員との関わりについても書かれていました。

 どんな話をしたのか、どんな支援があったのか。時には小さな出来事まで丁寧に記されています。

 

 支援する側として、その記録を知ったとき、少し不思議な気持ちになりました。

 私たちの関わりが、その方の人生の一ページとして残っているからです。

 日記という形で残る記録は、単なる出来事以上の意味を持つのかもしれません。

 

 人は、過去を簡単に消すことはできません。

 しかし、今を積み重ねることはできます。

 毎日ノートを開き、言葉を書き残すという行為。

 その小さな習慣が、静かに未来を形作っているように感じました。

 

 日記は誰かに見せるための文章でもないでしょう。

 それでも、そのノートには確かに人生の軌跡が刻まれています。

 今日もまた一行が書き加えられているはずです。

 静かな文字の列は、これからも続いていきます。

 

 株式会社ギルドケア

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