アルコール依存と向き合う利用者が大量飲酒で転倒し救急搬送、その体験から見えた小さな前向きな一歩

 おはようございます、 本日の投稿は株式会社GUILD CARE(ギルドケア)が担当します。

 先日、施設の利用者の一人が大量にお酒を飲み、外出先で転倒して救急搬送される出来事がありました。

 普段からアルコール依存の傾向が見られる方で、ストレスが溜まるとつい飲酒に走ってしまう習慣があります。

 その日もイライラを抱え、気がついたら手にしていたのはアルコールだったそうです。

 

 外出した記憶までは残っているものの、その後は断片的で、気がついた時にはすでに病院のベッドの上。

 「あれ、どうしてここにいるんだろう」と思った瞬間の驚きは、本人にとって強烈な体験だったと話していました。

 

 幸いなことに命に関わるような大きな怪我はなく、膝に擦り傷が残った程度。

 転倒によってできた傷は痛々しいものでしたが、検査の結果、肝臓以外には目立った異常がなく、医療スタッフからも大きな問題はないと説明を受けました。

 この結果に、本人もほっと胸をなでおろした様子です。

 

 今回の出来事を通して、「飲まなければこんな思いはしなくて済むのに」と本人が口にした言葉は印象的でした。

 依存からの脱却は一筋縄ではいきません。

 しかし、その一言は自分自身の行動を少し俯瞰して見られたサインでもあり、私たちにとっては前向きな変化の兆しとして受け止めています。

 

 お酒は楽しい時間を彩る一方で、飲み過ぎれば大きなリスクを伴う存在です。

 今回の救急搬送も、ある意味では”体が発したSOS”だったのかもしれません。

 

 これからは医療や支援スタッフと共に、本人のペースで少しずつ工夫を積み重ねていくことが大切です。

 ストレスを発散できる趣味を見つけたり、仲間との交流で気持ちを和らげたり、小さな選択の積み重ねが未来につながっていきます。

 アルコール依存という課題を抱えながらも、今回の経験を一歩前進のきっかけとできるよう、私たちも寄り添い続けたいと考えています。

 

 株式会社ギルドケア

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