動物好きな少女が札幌で夢をつかみ、支援を卒業して歩き出すまでの心温まる軌跡

 おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。

 支援を続けてきた二十代の女性が、この春ついに自立の一歩を踏み出しました。

 彼女が初めて私たちの前で「動物のそばで働きたいんです」と話した日の表情は、今でも強く記憶に残っています。

 その言葉を胸に、札幌の専門学校へ進学し、トリマーという夢へ向かう道を選びました。

 慣れない街での生活に緊張を覚えながらも、少しずつ自分のペースをつかんでいく姿が印象的で、支援する側の私たちも励まされた気持ちになります。

 専門学校での彼女の様子はこちらの記事でご覧ください。

 専門学校の生活は決して簡単ではありません。

 技術の習得には時間がかかり、実習では思い通りにいかない日もありました。

 それでも手を止めず、自分の未来へ向けて一歩ずつ進む姿勢がまっすぐでした。

 三月の卒業式では晴れやかな笑顔を見せ、どこか大人へ近づいた印象。

 学校生活で培った経験が、彼女の背中を確かに押しているように感じられました。

 卒業式には私たちも参加させていただきました。卒業式の記事はこちらから。

 

 卒業後は念願のトリマーとして就職し、日々動物たちと向き合う生活が始まります。

 現場では想像以上に体力を使い、時には落ち込む出来事もあると聞きましたが、それでも続けられたのは仕事が好きという揺るぎない思いがあったからでしょう。

 その様子は、長い支援の中でも忘れがたい瞬間となり、彼女が本当に自分の道をつかんだのだと感じさせてくれました。

 

 働き始めてから数ヶ月が経ち、生活も安定し、自立へ向かう準備が整いました。

 支援を卒業して一人暮らしを始めるという知らせを受けたとき、胸の奥がじんわり温かくなる感覚がありました。

 支援者としては少し寂しさもありつつ、彼女の選んだ未来を応援したいという思いがそれを上回ります。

 新しい部屋での生活は、これまでの努力をそっと肯定するようなスタートラインになるはずです。

 

 今回の旅立ちは、彼女だけではなく支援に携わった私たちにも大きな学びをくれました。

 夢を持ち続ける力の強さや、小さな一歩が積み重なって大きな変化につながること。

 自立までの道のりは簡単ではないものの、希望を抱いて進む姿には、何度触れても心を動かされます。

 これからも彼女が選んだ道に喜びが満ちるよう、そっと応援し続けたい気持ちが広がりました。

 

  NPO法人os Forward

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