日常の小さな逸脱が大きな課題につながるとき、アルコール依存と向き合う支援現場で起きた出来事

 おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。

 先日ファミリーマートで万引きをしたとの連絡が北警察署から入り、引き受けを行いました。

 今回対応したのは、40代の男性でアルコール依存のある方。

 引き受け時は酔いが覚めている状態ではあるものの、体からは強い酒の匂いが残っており、飲酒の影響が完全に抜けきっていない様子が見受けられました。

 

 当日の行動を確認すると、土曜日の朝に安否確認を行った後、新琴似方面へ散歩に出掛けたとのことでした。

 夕方ごろ、以前住んでいたマンションで知り合った方に会いに行き、顔を見るだけのつもりだったと話されています。

 ただ、再会をきっかけにお酒を飲み、短時間で別れた流れだったようです。

 その後、ファミリーマートに立ち寄り、万引きに至ったと説明がありました。

 

 ご本人は知り合いに迷惑をかけたくないという気持ちを強く持っている様子。

 しかし、飲酒禁止のルールを守れない状況が続くのであれば、周囲の協力を得る必要が出てきます。

 その点については、結果的に迷惑をかけることになる可能性を率直にお伝えしました。

 支援を続けるうえでは、本人の思いだけでなく、現実的な対応も欠かせません。

 

 飲酒後の記憶は曖昧なようで、万引きした商品についても全てを把握しているわけではない様子でした。

 衝動的な行動が重なった結果であり、依存症の怖さを改めて感じさせられます。

 所持金は30円のみ確認されましたが、しかし現在彼は現物支給で対応している方です。

 所持金の理由を確認したところ、リサイクルショップで着なくなった服を売ったとの説明があり、本人は「電話代だ。」と話していました。

 療育手帳があることで売却できた可能性も考えられますが、金額によってはお酒を購入できてしまう点が懸念されます。

 今後については、管理人の方々と相談しながら、お金の管理方法や関わり方の方向性を整理していく予定です。

 

 今回の出来事は、日常の小さな判断が大きな問題につながる現実を示しています。

 再発を防ぐためには、本人の意思だけに頼らず、環境面からの支援を丁寧に重ねていく必要があります。

 この経験を今後の支援にどう生かすか、改めて考える機会となりました。

 

  NPO法人os Forward

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