支援の難しさと本人の選択に向き合う、アルコール依存症からの回復を支える日々の記録

 おはようございます、 本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。

 私たちは日々、さまざまな事情を抱えた方の生活を支えています。

 その中でもアルコール依存症の支援は、本人の意思だけでは解決できない難しさがあり、周囲の支えが欠かせません。

 回復への道は一直線ではなく、前に進んだと思っても、再び大きく後退してしまうことがあります。

 

 今回ご紹介するのは、20代の女性のケースです。

 グループホームで生活を送りながら、飲酒をしない環境の中で回復を目指していました。

 規則正しい生活を送り、スタッフと面談を重ねながら、一歩ずつ前へ進めるよう支援を続けていました。

 

 しかし、ある日の深夜、本人は突然グループホームを出て行く決断をしました。

 その理由は、お酒を自由に飲めない生活に苦しさを感じていたこと、そしてマッチングアプリで知り合った男性と一緒に暮らすことを選んだからでした。

 「私はお酒を飲みたい」

 その言葉を残し、本人は荷物をまとめて建物を後にしました。

 突然の出来事ではありましたが、依存症の支援では決して珍しいことではありません。

 飲酒を我慢する苦しさや、今の環境から離れたいという気持ちが重なり、衝動的な行動につながってしまう場合があります。

 

 依存症は意志の弱さではなく、治療や支援が必要な病気です。

 そのため、周囲がどれだけ環境を整えても、本人の気持ちが揺らぐ場面は何度でも訪れます。

 だからこそ、私たちは「失敗しないこと」を目標にするのではなく、「もう一度やり直せる環境を残しておくこと」を大切にしています。

 

 新しい環境や新しい人との出会いが、良い方向へ進むきっかけになることもあります。

 一方で、十分に相手を知らないまま生活を始めることには、大きな不安や危険が伴う場合も少なくありません。

 特に依存症からの回復途中では、生活環境の変化が再飲酒につながる可能性もあるため、慎重な判断が求められます。

 

 今回の出来事は、支援する側としても多くのことを考えさせられる出来事となりました。

 本人の選択を尊重しながらも、安全を願う気持ちは変わりません。

 もし再び支援を必要とする時が来たなら、その時は改めて寄り添える準備をしておきたいと考えています。

 

 支援とは、相手を思い通りに変えることではありません。

 一人ひとりの人生を尊重しながら、必要な時に安心して戻ってこられる場所を守り続けることです。

 これからも私たちは、どのような結果になったとしても、その人の再出発を支えられる存在であり続けたいと思います。

 

 株式会社ギルドケア

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