記憶のない3日間を地球岬で過ごした利用者様、北海道での新しい一歩の記録

 おはようございます、本日の投稿は株式会社GUILD GROUP(ギルドグループ)が担当します。

 

 宮古島でホテルの客室清掃をしていたのが、今回出会った利用者様の直前のお仕事。

 契約が終わったのをきっかけに、行ったことのない北海道で仕事を探そうと決意しました。

 手提げバッグひとつだけを持ち、向かった先は八月三日の北海道。

 荷物の少なさが、身軽な決断だったことをうかがわせるでしょう。

 室蘭のホテルに泊まりながら、周辺を歩いて過ごしていました。

 

 覚えているのは、八月五日の夜に肉鍋を食べたところまで。

 そこから先の記憶は、すっぽりと抜け落ちてしまいました。

 何が起きたのか、本人にも見当がつかないままなのでしょう。

 気がつけば、なぜか一人で地球岬にいたのでしょう。

 そのまま三日間、あたり一帯をさまよっていたことが分かりました。

 

 たまたまその場に居合わせたカップルが、異変に気づいて救急車を呼んでくれたのでしょう。

 病院で処置を受け、その後は地元の室蘭警察署が保護しました。

 見ず知らずの土地で、誰かに気づいてもらえたことは幸いだったのでしょう。

 そこからのつながりの先にあったのが、私たちギルドグループ。

 「なぜ地球岬にいたのか、自分でも分からない」。

 本人はそう繰り返し、戸惑いを隠せない様子でした。

 

 出身は千葉県。

 中学卒業を機に高校へは進まず、若くして一人暮らしをしながら働いてきました。

 若いころから、自分の力で生活を切り開いてきたのでしょう。

 三十歳ごろまで千葉県で続けていたのは、ドライバーの仕事。

 その後、鹿児島の離島で役所の職員として働いた時期もありました。

 三十三歳から三十六歳まで戻っていたのは、地元千葉。

 友人の会社を手伝いながら過ごしていました。

 

 三十七歳のときに新しく始めたのが、宮古島でのホテル清掃の仕事。

 派遣会社への在籍確認も取れており、身元に不安はありません。

 幸い、希死念慮も見られないとのことです。

 転々としながらも、その都度きちんと働いてきた足跡がうかがえるでしょう。

 それでも、記憶を失った三日間の空白は、本人にとって大きな不安となっているのでしょう。

 

 私たちはまず、安心して休める環境を整えることを優先しています。

 原因が分からないからこそ大切なのは、焦らず見守る姿勢。

 体調が落ち着いた頃を見計らって、今後についても一緒に考えていきたいところ。

 これからも一人ひとりの状況に寄り添いながら、支援を続けてまいります。

 

 株式会社ギルドケア

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