他の事務所でも避難訓練が行われていると聞き、私たちの事務所でも先日、地震を想定した避難訓練を行いました。
普段は落ち着いた空気が流れるオフィスも、この日は一変。
みんなが真剣な面持ちで参加し、災害時の行動について改めて見直す良い機会となりました。

まず準備段階で大切なのは、何を想定するかです。
今回は地震発生直後の行動と、その後の避難までを流れで確認する内容としました。
緊急地震速報の音源を事前に用意し、それを合図に机の下に隠れる、エレベーターは使わず階段で避難するなど、一つひとつの動作を確認しました。
また、避難経路や非常口の確認も重要なポイント。
日常的に使わない非常階段は、いざというときに迷う原因になります。
今回の訓練では、避難経路を実際に歩いてみることでここに段差があるここが滑りやすいなど、初めて気づく点も多く見つかりました。
そのほか、安否確認の方法や役割分担も訓練内容に含めました。
誰が人数を数えるのか、どの連絡手段を使うのか。
普段から決めておけば、いざというときに混乱を減らせます。
訓練後には、全員で振り返りミーティングを実施。
「思ったより慌ててしまった」「避難の声かけに迷った」など、率直な意見が飛び交いました。
このような共有の場も、訓練を有意義にするために欠かせない要素です。

防災は一人では完結できません。
みんなで確認し、意識を高め合うことが何より大切。
今後も定期的に訓練を重ね、安心できる職場づくりを目指していきたいと思います。
安全第一、備えあれば憂いなしですね。