おはようございます!本日の投稿はソーシャルワーカーズが担当します。
雲ひとつない秋晴れの空は、それだけで特別なイベントの成功を約束してくれるような力があります。
そんな穏やかな陽気に包まれながら、今回も大通公園で炊き出しを実施しました。
公園の木々は少しずつ色づき始め、歩道には落ち葉が舞い、ただ立っているだけでも心地よい空気。
けれど私たちの手は飲み物やお菓子、おにぎり、菓子パンのセッティングで大忙し。
準備を進めるうちに、自然と胸の内側までポカポカしてきました。

「今日は何があるの?」と足を止めてくださる方も多く、だけ会話も弾みます。
おにぎりを手にした瞬間のホッとした表情、菓子パンを選ぶときのちょっとした迷い。
それら一つひとつが、この活動の楽しさを教えてくれました。
支援という名目ではありますが、実際のところ私たちの方が元気を分けてもらっている気がします。

中には「いつもありがとう」と声をかけてくださる常連さんもいて、その一言が疲れを一瞬で吹き飛ばします。
けれど今回一番印象に残ったのは、配布物を受け取った後に小さく手を合わせて会釈してくださった方。
その仕草がとても丁寧で、言葉以上の温かみを感じました。

食べ物の提供だけでなく、立ち話のひとときも大切な交流の場。
天気の話や、最近のおすすめスポットなど、ちょっとした雑談が笑いへとつながります。
炊き出しというと「支援する側・される側」という構図を思い浮かべがちですが、実際はもっとフラット。
ピクニックのような空気感の中で、気軽に声をかけ合える時間が広がります。

次回は冬に向けて新しいメニューも追加してみようか、そんなアイデアも生まれました。
具材たっぷりのおにぎりや、温かい飲み物なんてどうでしょう。
秋が深まれば少し肌寒くなりますが、だからこそ体も心も温まる内容で迎えたいところ。
炊き出しは食の提供だけではなく、人と人をつなぐ架け橋。
大通公園の風景も、配った数の多さも大事ですが、一番大切なのは「今日ここに来てよかった」と誰かに思ってもらえること。
この想いが続く限り、私たちの炊き出しは何度でも開かれます。